2019年04月08日

巻頭言

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2019年03月03日

2019年3月号  巻頭言

  
2019年3月 巻頭言
    
             
中川神父


「いやな ずるいやつら」ばかりが、のさばっていると『なめとこ山の熊』(宮沢賢治)は語ります。山に棲む熊たちは小十郎という漁師に撃たれ、小十郎は町で「金物屋の旦那」に、熊の肝や毛皮を「ほとんどだましとるような安値で買い上げ」られます。
そして「熊は小十郎にやられ、小十郎は旦那にやられる。旦那はみんなの中にいるから、なかなか熊に食われない。」いやなずるいやつらがのさばるのです。

  小十郎は、ある日、熊に食われてしまいます。印象的なのは熊たちが小十郎の死を悼み、彼の遺体を山の頂に安置し、その周りを囲み、いつまでも礼拝し続けるという物語の結びです。小十郎の死は狩猟の失敗でなく身代金です。「いやな ずるいやつら」の犯した罪を自らの死で贖うのです。「いやな ずるいやつら」は相変わらずのさばっているけれど、小十郎の犠牲で私たちは何とか、この理不尽な社会を生きれるのです。

 気づかぬ親切や犠牲がたくさんあります。親による私たちのための犠牲、いわゆる3Kと呼ばれる底辺の営みー。見えない多くのそうした犠牲で私たちは生活できるのです。十字架に架けられた神とはそういう方です。

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2019年02月09日

2019年2月号 「 2019年、2月に想うこと。」

「2019年、2月に想うこと。」
                                      申 繁時

2019年の新しい年も、はや一か月がたちました。
今年も良き年になること、神の国の完成に向けて一歩一歩ずつ進めるようになりたいと願います。
私がこの神戸西ブロックに派遣させていただき丸3年の月日が流れていきました。4月からは4年目になります。
ことわざにおいて「石の上にも三年」ということわざがありますが、3年間はあっという間でした。
その都度その都度においてできることにチャレンジ、挑戦していこうと微小ながら努力してきたようにおもいます。
また、2年目からは共同司牧者の集いにおいて、自分の定住先の教会を中心に司牧しましょうということになり、私は垂水教会の皆さんとの関りは多少なりとも深めていただいたように思います。
司祭として主任司祭を経験したことがなかったので、主任的な司牧の関りができたことはいい経験になりました。
反面、西ブロック小教区の皆さんのそれぞれの日々の生活において、大変なご苦労があることが身に染みたことにもなりました。
主日を中心にしか関りを持てない状態で、共同司牧は深く関わることが難しいことも時にはありますので、細かいところまで見つめることができないこともありましたが、視点が変わって広がりができたことも良かったと思います。今年もあたらしいチャレンジ、挑戦を心がけたいと思います。

少し話しが変わりますが、今年は「ラグビーのワールドカップ」が日本で行われます。野球やサッカー人気と比べればまだまだということでしょうが、私は学生時代からラグビーに熱中していましたので、とうとう日本での開催はうれしく思います。神戸市でも試合が開催されるので楽しみです。そして、ラグビーの精神的な指針にこういう言葉があります。
「one for all ,all for one」(「ひとりはみんなのため、みんなはひとりのために」の意味)
また試合が終わると「no side(ノーサイド)」(敵も味方もなく勝敗にかかわらず健闘をたたえあうこと)といいます。
まさに、教会共同体が目指す精神にもつながると痛感します。

新しい年の初めにあたり、どうか神様との関りをより深めながら、本当の幸せを味わう恵みの年になれますように祈りたいと思います。
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